腕時計を見に行ったら、想定外の“推し”に出会った話

モノのこと

どうも、ゆる部長です。

あれから、ず〜っと悩んでます。
「腕時計」問題。

前回の記事を読んでくれた方はご存じのとおり、M字ハゲと時計のバランス問題に頭を悩ませ、Google検索とYouTubeと楽天とAmazonとYahoo!ショッピングと、あと謎の時計専門ブログを1日中巡回していたわけですが…。

📎前回の記事:M字ハゲと時計と、見栄と。

結論:ネットじゃ限界。
画面越しじゃ質感も重さも伝わらん!

実物を見に行こう、大人の社会科見学。

というわけで行ってきました、近くのショッピングモール。

いやぁ…すごいね、リアル腕時計の破壊力。
画面で「う~ん、ちょっと安っぽい?」と思ってたモデルが、実際手に取ると「なにこのラグジュアリー感!」ってなるし、逆に「これはいけるぞ」って思ってたやつが実物見ると、なんかこう…スーパーの景品感

店員さんもさすがプロ。「どんなシーンでお使いですか?」とか聞いてくる。「いや、特に予定ないです。見栄です。」とは言えず、「…ビジネス寄りですね(ドヤ)」と返した自分に小さく自己嫌悪。

心の中の自分会議が始まる

──「これ、仕事中にしてても違和感ない?」
──「週末の娘の発表会にも合う?」
──「この価格帯だと、ちょっと良い飯何回か我慢すれば買えるな…」
──「いや待て、俺そんなに腕見るタイプだったか?」

という脳内激論会議(フルリモート)の末、
最終的に候補は3本にまで絞られた。

候補その1:王道ビジネス時計

シンプルでクセがなく、誰が見ても「真面目そう」ってなるやつ。営業先にもウケが良さそう。つまり「上司ウケ特化型」。だけど、あまりに無難すぎてテンションは上がらない。

候補その2:ちょっと遊び心ある個性派

黒ベースに赤の差し色。これがまたM字の額にも不思議と似合う(気がする)。でも、いざ毎日つけるとなると浮きそう。

候補その3:ノーマークだったヤツ

まったく目に入ってなかったのに、実物見て「あれ…いいじゃん?」ってなるやつ。しかも一番着け心地がよくて、鏡の前でポージングしたらなんか自分ができる男に見える。
でも予算オーバー。圧倒的に高い。

最終関門:妻の承認

ささて、問題はここからです。
奥さんの「その時計買ってもいいよ」承認フローをどう通すか。

経験上、以下のワードはNG:

  • 「一生モノだから」 → 既に靴で使った
  • 「会社でも評価される」 → 評価は実力で取れ
  • 「安かった」 → レシートでバレる
  • 「君に似合いそうって言われた」 → 誰に?

もうこれは正直にいくしかない。

ゆる部長、訴える。

夜、娘の寝かしつけが終わったあと、
おもむろに切り出す。

「ねぇ、時計買ってもいい?」

「時計?珍しいじゃん。そんなの興味あったっけ?」

「いや、昔ちょっとあったけど…中学ぶりかな。本気出したくなってきた」

「ふーん(スマホぽちぽち)」

──しばしの沈黙──

「まぁ、いいんじゃない?部長にもなったし。」

女神降臨。

結論:買う理由なんてあとからつければいい

腕時計って、機能とか時間を知るためとか、そういうものじゃないんですよね。
「自分が自分であるためのアイデンティティ」みたいなやつ。

M字が気になっても、時計見て気分が上がればそれで良いじゃない。
視線が頭じゃなくて手元に行くなら、それだけで価値がある。

最後に一言

奥さんからのGOサインはもらった。
つまり──ここからが本当の戦い。

今のところ、心が揺れてるのは3本。
あとは、どの子にするか、じっくり見極めるだけ。

“買う”のはまだ先。でも、“選ぶ楽しみ”は、もう始まってる。

次回、ついに決着なるか──?
それでは、また!

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