「なぜ僕は薄毛なのか」〜ミノキだけが答えじゃなかった5つの仮説〜

薄毛のこと

どうも、ゆる部長です。

昔、社内研修で「なぜそうなっているのかを5つ考えてみましょう」っていうワークが出された。
「鉛筆はなぜ六角形なのか」とか、「なぜ信号機は赤青緑なのか」みたいな、当たり前だと思っている事に疑問を持って考えてみようみたいなの。

このワーク、めちゃくちゃ地味なんだけど、
・論理的思考力
・多角的な視点
・仮説思考
・観察力と好奇心
・説明力

……っていう、社会人に必要な“全部入り”スキルが身につくという優れモノだった。

で、ある日ふと思った。

ゆる部長
ゆる部長

・・・・・あれ、僕はなぜ薄毛なんだ?

いま僕は毎日ミノキシジルを頭にシュッシュしてる。
だけど、「なぜそうなっているのか」を全く考えていなかったことに気づいた。

これは研修講師に怒られるやつだ。
「根拠なき行動、それはただの願望です」って言われるやつ。

なので今回は、僕の薄毛という現象に対して、
“5つの仮説” を立ててみた。

1. 宇宙からの電磁波の影響説

どう考えても5Gのタワーが近すぎる。
自宅も職場もWi-Fiルーターの真横。
毛根ってそもそもこんなに電波に耐えられる設計だった?
誰か検証した?今すぐ文献出してくれ。

2. 元カノに呪われてる説

昔、別れ話の最後に「一生のろってやる」って言われた(気がする)。
たぶん、髪の毛に直接効くタイプのやつだったんだろう。
まさか“恋の後始末”がこんな形で残るとは思ってなかった。

3. かつて住んでた部屋の風水がガチで悪かった説

・ベッドの頭が北向き
・鏡がドアの正面
・トイレにサボテン

ネットで調べたら「毛に悪い三大風水条件」が全部そろってた。
10年間、完全に“毛運”を削がれていた。住むだけでMP減る家だった説ある。

4. 遺伝という名のドラマチックな物語の最終章

父:ツルツル
母方の祖父:ピカピカ
親戚一同:スカスカ

完全に“毛根弱者”の家系。
でも僕だけは逃げ切れると思ってた。
「主人公補正で乗り切れる」と信じてた。
……甘かった。主人公なのに、サブキャラの運命すら背負えなかった。

5. 頭皮の毛穴が引きこもり体質説

毛穴にだって性格がある。
僕の毛穴、どうも社交性ゼロのタイプっぽい。
「他の毛穴との距離感がつらい」とか言って、全員部屋に引きこもってる。
無理に外へ出そうとすると、逆ギレして抜ける。もうどうしろと。

結論

……ということで、僕の薄毛は「ミノキを振ってればOK」みたいな、
そんな単純な話じゃない可能性が濃厚になってきた。

宇宙の電磁波から元カノの怨念、毛穴の性格に至るまで、
原因は多岐にわたり、しかもどれもピンと来るという地獄の状況。

こうなってくると、必要なのは育毛剤じゃないのかもしれない。

たとえば——
電波を遮る帽子をかぶって寝るとか、
神社に“髪守(かみまもり)”を奉納するとか、
元カノにLINEして「呪いって、もう解けてる?」って聞くとか、
毛穴向けのグループワークとか、
そういう“総合的ケア”が必要なんじゃないか。

……でも結局、そういう手間とか勇気とかって、めっちゃいるわけで。
現実的に今の僕にできることって、たったひとつ。

今日もミノキをふりかけて寝る。

これだけは、確実に、今すぐ、静かにできる。
髪は伸びないけど、僕の忍耐力とユーモア力は育っていく。

でもほんとのところは、たぶんこういうことなんだ。

「毛が生える」ってのは、信じた奴にだけ訪れる奇跡なんじゃないかって。

……とか言いつつ、やっぱお祓い行ってくる。
それが一番早い気がしてきた。

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